チャドクガ(毛虫による)皮膚炎
[2022.08.01]
チャドクガ皮膚炎
チャドクガは毒をもつ毛虫の中で有名な虫のひとつです。
0.1mmほどの毒針毛をもち、接触や飛散で皮膚に付着すると皮膚炎をおこします。
チャドクガ皮膚炎の症状
個人差はありますが、チャドクガに刺されてから2~4時間後に痒みやチクチクとした痛みがではじめ、赤い発疹が広がります。
激しい痒みが治まり、発疹が消えるまでは短い人で1~2週間を要します。
発疹は、腕や首など露出しているところに多く見られますが、体幹(お腹や背中)にもみられます。
衣服の着脱の際に毒針毛が舞い、体に付着するためです。
庭仕事のあとに症状が出る方が多いですが、木の下を通るだけで毒針毛が付着し、被害にあうことも少なくありません。
※庭仕事の際には、必ず長袖・長ズボンで皮膚を覆い対策しましょう。
チャドクガ皮膚炎の治療
発症直後であれば十分に洗い流してください。服についた毒針毛が舞うのを防ぐためガムテープなどで毛を取り、衣服は50度以上のお湯で洗いましょう。
チャドクガ皮膚炎は大変痒いのが特徴なので、医療機関ではステロイドの塗り薬、抗アレルギー薬の飲み薬を処方します。
痒みが我慢できない時には冷やすことも効果的です。
白山通り皮フ科🦆 JR巣鴨駅より徒歩1分