AGA 男性型脱毛症治療について
AGAとは
AGAとは、遺伝的・環境的な要素が関わる進行性の脱毛症で、思春期以降の男性に発症します。
おでこの生え際からM字型に薄毛が進行したり、頭頂部からO字型に薄毛が進行したりする場合は、主にAGAが原因とされています。
AGAに関する遺伝子は母方からも父方からも受け継ぐものがある為、発症や進行には遺伝的な要素が大きく関わっていると言われますが、環境的な要素も含めその多くは未だに特定されていません。
そんな中リスク要因として特定されているものの一つに、毛髪をつくる毛母細胞の働きを低下させる作用のあるジヒドロテストステロンという男性ホルモンが挙げられます。当院ではこのジヒドロテストステロンを抑制する内服薬を自費診療にて取り扱っています。
◆ジヒドロテストステロンとは
男性ホルモンの一種であるテストステロンに5αリダクターゼという酵素が結びつくと産生されるのがDHT(ジヒドロテストステロン)です。DHTが増加すると毛の成長サイクルが短くなると考えられており、髪が長く太く成長する前に抜け落ちてしまう為、細く短い毛が増えて充分に育たない薄毛が目立つようになります。
AGA脱毛部にはDHTが高濃度で見られる為、当院ではDHTを生成する働きのある5aリダクターゼの分泌を抑制する治療法として、自費の内服薬を処方しています。
◆5aリダクターゼとは
5aリダクターゼには、皮脂腺に多い1型と毛乳頭に多い2型があります。
1型は側頭部や後頭部に、2型は前頭部や頭頂部に発現する為、AGAの特徴であるこめかみ付近から頭頂部付近に向かって後退していく脱毛には2型を抑制した方が改善率が高いことがこれまでの研究でわかっています。
しかし、側頭部や後頭部にも影響が出た場合には1型が原因の可能性もあり、最近の研究では1型・2型両方の働きを抑えることでDHT濃度が効果的に低下したとの報告も挙げられています。頭部の症状や身体の状態に合わせたお薬の服用を続けていただくことが大切ですので、まずは医師にご相談ください。
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デュタステリド |
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有効成分 |
デュタステリド |
※当院では内服にあたって 肝臓の機能を検査するため ・初回 ・1か月後 ・半年後 ・1年後
(2年目) ・半年後 ・1年後
に血液検査をさせて頂きます。
採血実施時に 採血料2000円がかかります。 別途初診料/再診料がかかります。
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効果効能 |
1型・2型5aリダクターゼを阻害 |
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効果範囲 |
頭頂部及び前頭部 |
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使用期限 |
3年 |
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用法 |
1日1錠24時間置きに内服。 |
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個数 |
1箱30錠 |
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形状 |
カプセルタイプ |
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併用禁忌 |
アボルブ(前立腺肥大治療薬) |
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献血 |
服用中止から6ヶ月以内は不可 |
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禁忌 |
本剤成分及び他の5α還元酵素薬に対し過敏症の既往歴のある患者。 妊産婦・授乳婦等の女性、小児等。 重度の肝
機能障害のある患者。 |
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副作用 |
勃起機能不全、リビドー減退、精液量減少、射精障害、肝機能障害等 |
白山通り皮フ科 JR巣鴨駅より徒歩1分