陥入爪(かんにゅうそう)について
[2022.10.05]
陥入爪(かんにゅうそう)について
陥入爪とは
陥入爪とは、爪の角が周囲の皮膚に刺さって炎症を起こした状態で、放置すると患部に肉芽(慢性的な炎症によってできる赤く柔らかい組織)が生じてしまうこともあります。患部が腫れて化膿したり、歩行時に強い痛みを伴なうなど、日常生活に支障をきたすケースもあります。
原因
足の親指に生じることが多く、深爪など不適切な爪の切り方がしばしば原因となります。 深爪によって爪の切り残しが生じると、それが棘(とげ)となって皮膚に刺さるため、陥入爪を発症しやすくなります。
治療
抗生剤物質の飲み薬・塗り薬
患部に感染が見られる場合に行ないます。
テーピングや綿詰め
テープを貼って爪と皮膚を引き離すことで食い込みを防ぎます。また、爪を浮かせるように綿をはさみ込むこともあります。ご自宅で簡単にできる方法です。
肉芽に対する冷凍凝固術(液体窒素)
肉芽を液体窒素を用いて除去する方法です。一回では取りきれないことがほとんどで、通院が必要になります。
陥入爪・巻き爪予防の爪切について
画像:科研製薬会社「足の爪、ケアしていますか?」より引用
白山通り皮フ科 JR巣鴨駅より徒歩1分