マラセチア毛包炎/背中に治りにくいニキビがありませんか?
[2022.07.25]
マラセチア毛包炎
マラセチア毛包炎の症状
胸や背中、肩などにニキビのような赤い丘疹が毛穴に一致して多発します。ニキビと異なり面皰はほとんど生じません。
ニキビはアクネ菌が関与しているのに対し、マラセチア毛包炎はマラセチア(真菌)によって生じるのが最大の違いです。そのためニキビ治療薬では治りません。
ニキビの治療を受けていてもなかなか治らない場合は、マラセチア毛包炎の可能性があります。
マラセチア毛包炎の原因
マラセチアは常在菌のカビで、体の表面に誰でもマラセチアがいます。汗や夏の高温多湿でマラセチアが増殖し、毛穴で炎症をおこしてしまうことでできます。
皮脂の分泌の多い、胸や背中でより多くみられるのが特徴です。
※ステロイドの塗り薬の副作用でマラセチア毛包炎ができてしまうこともあります。
治療
カビを抑える薬剤(抗真菌剤)を塗ることで改善します。
白山通り皮フ科🦆 JR巣鴨駅より徒歩1分