蜂窩織炎について
[2022.07.22]
蜂窩織炎
蜂窩織炎の症状
はじめに患部の皮膚に赤み、腫れ、熱感、痛みが出現し、急速に広がります。 発熱、悪寒、倦怠感などを伴うことも多くあります。
足のすねの部分や甲によく発生しますが、他の部位に起こることも多いです。 まれに壊死性筋膜炎や敗血症へ進展することがあります。
原因
黄色ブドウ球菌やA群β溶血性レンサ球菌などの細菌感染症です。
細菌は通常、ひっかき傷、刺し傷、手術、熱傷(やけど)、真菌感染症( など)、皮膚の病気などによって皮膚にできた小さな開口部から侵入してきます。体液がたまって皮膚が腫れた(浮腫)部分は、特に感染を起こしやすい状態にあります。しかし、蜂窩織炎は明らかな傷のない正常な皮膚にも起こることがあります。
治療
蜂窩織炎の治療は、抗菌薬による薬物療法を行います。
通常の薬剤投与期間は5-14日くらいですが、炎症の程度、治療を開始した時期、原因菌、免疫力などによって異なります。
軽傷の蜂窩織炎は飲み薬で通院治療します。
患部を安静にすること、氷で冷やすこと、下肢に感染した場合は患部を高く保つことなども重要です。
血液検査の高度炎症反応がみられる、熱が高い、飲み薬でなかなか改善しない、などの場合には、入院して抗菌薬の点滴で治療します。
白山通り皮フ科🦆 JR巣鴨駅より徒歩1分